ビタミンDの大切さを感じています
最近、手首を骨折したことをきっかけに骨密度と血液検査を受けたところ、私自身がビタミンD欠乏症であることがわかりました。
以前から医師に処方されたビタミンDを服用し、日頃の食事でも意識して摂っていたのに…という結果に、少しショックを受けました。
過去にもビタミンDについて書いたことがありますが、今回は改めて、その重要性についてお話ししたいと思います。
ビタミンDは“太陽のビタミン”
ビタミンDは私たちの皮膚が紫外線を浴びることで作ることが出来る唯一のビタミンです。 しかしながら、私自身シミや紫外線老化を気にして太陽を避ける生活をしておりした。 結果、体内でのビタミンDの合成が不十分になり欠乏症になってしまったのだと思います。
サロンでも通年で『日焼け止めクリームの使用』をおススメしていますが、健康全体を考えると適度に日光を浴びることも大切なのです。
骨の健康に不可欠な栄養素
ビタミンDは、健康な骨を維持するために欠かせない栄養素です。
カルシウムやリンの吸収を助け、骨の形成を促します。さらに、血液中のカルシウム濃度を一定に保つ働きもあります。
特に女性は、閉経後に骨密度が急激に低下しやすくなります。骨=カルシウムというイメージが強いですが、ビタミンDやマグネシウムも骨密度を維持するために重要です。
私が以前通っていた整形外科の先生によると、「ビタミンDは、骨に柔軟性をもたせて折れにくくする働きもある」とのことでした。
ビタミンDは免疫にも関係
近年では、ビタミンDが以下のようなさまざまな健康維持に関与しているという報告もあります:
- 免疫力の維持・向上
- がん、糖尿病、脳神経の疾患の予防
- 自閉症や妊娠しやすい体づくり など
また、新型コロナウイルス感染症に関しても、血中ビタミンD濃度が低い人ほど重症化や死亡率が高い傾向があると、海外の医学誌で報告されています。
これは海外のデータですので日本人にあてはまるかわかりませんが、日本人もアンチエイジングを意識して太陽を避けている人が多いのでビタミンDが不足しがちになっているのは想像に難くありません。
感染症への効果は今後の研究次第ですが、ビタミンDが健康維持に重要であることは確かです。
紫外線が気になる方は、食事からしっかり補給を
とはいえ、紫外線を浴びてシミができてしまうのは避けたいですよね。
だからこそ、毎日の食事でビタミンDを意識して摂ることが大切です。
覚えておきたい食材は:
- 魚類(特に鮭、マス、青魚、あん肝)
- 卵黄
- キノコ類(特に干しシイタケ、きくらげ、舞茸、エリンギなど)
ビタミンDは脂溶性なので、油を使った調理(炒め物や煮物)で吸収率がアップします。
特に手軽に摂れるのは、ツナ缶、鯖缶、ちりめんじゃこ、しらす干しなどの小魚類です。
サプリメントは量に注意
食事からの摂取でビタミンDを“摂りすぎる”心配はほとんどありませんが、サプリメントで摂る場合は注意が必要です。
過剰摂取は、高カルシウム血症や腎機能への影響を及ぼすこともあるため、医師の指導を受けるか、パッケージ記載の容量を必ず守るようにしてください。
おわりに
私自身の経験を通して、改めてビタミンDの大切さを実感しました。
今後も紫外線との付き合い方、食事での工夫など、生活の中でできることを続けていきたいと思います。